12/30(火) 国境越えて寝台列車でバンコクへ

今日はいよいよビエンチャンに別れを告げる日だ。

ラオス最後のフットマッサージに行き、おいしいカオピヤックの食べ納めをしてからホテルに迎えに来たトゥクトゥクに乗る。すでに6人ほど乗っていて私たちで8人。更にフランス人の夫婦、タイ人のカップル、最後に欧米系の男の子とラオス人らしい女の子のカップルと合計12人。軽トラックの荷台を改造しただけの車に、これだけの人間を詰め込んで、車は猛スピードで国境に向かった。

国境越えの光景
国境越えの光景

私たちをたっぷり待たせた最後の乗客を乗せてから30分ほどで国境に到着。そこには目が回るほどの人々の群れ・・・・
様子がわからないので、同じトゥクトゥクに乗ったメンバーの姿を見失わないよう必死だ。出国税を払ってラオス側を出ると、今度は橋を行き来する専用バスに乗るらしい。ところが次々に人の群れに押され、いつまで経ってもバスに乗り込めない私たち。3台くらいのバスに置いていかれた後、ようやく最後に乗り込んでほっとしたのもつかの間、体が斜めになったまま体制が保てないほどの大混雑ぶりで、体が痛くなる。

そんな状態でタイ側にようやく到着したと思ったら、今度はタイのイミグレーションがまたものすごい混雑ぶりだ。しかも列が進まない。これでは6:20分の列車に間に合わないのでは?と心配になる。列に並んでいる間、トゥクトゥクで一緒だったスイス人の男の子と話をする。
彼は流暢に日本語を話すので、私たちが驚いていると、彼のお母さんは日本人、お父さんがスイス人とのことで普段はドイツ語を話すそうだ。

タイ側のイミグレーション
タイ側のイミグレーション

彼と二人の友人は学生で、一緒にベトナムに留学していたとのこと。
6か月の留学期間が終わり、その後はラオス、タイ(プーケット)、マレーシア(ペナン)、カンボジアなどを回って帰国する。都合一年間の遊学?ということらしい。

私たちが楽しそうに話しているのを見て、タイ人の女の子が「日本語を話せて良いわねえ」と彼をうらやましがっていた。彼女は日本に興味があるらしい。 

駅前の食堂から見たノンカーイ駅
駅前の食堂から見たノンカーイ駅

ようやくイミグレーションを通過して、トゥクトゥクメンバーが揃うと、今度はちゃんとしたマイクロバスがやってきた。これは私たち専用のバスなので乗り遅れなし。ノンカーイ駅に直行で5分ほどで到着だ。
列車が出る前に駅前の食堂で食べ物を調達し、車内で食べることにする。ようやく準備完了。私たちは一等寝台の乗客となる。

タイ国鉄の一等寝台個室
タイ国鉄の一等寝台個室

乗り込んでしばらくすると車掌が料理の注文を取りにやってきた。残念! 駅弁ならぬテイクアウトご飯をおいしく食べ、昼間の疲れもあって9時前には眠りに就いてしまった。

 

(10,000歩)

 

12/31(水) 大晦日のバンコク