今朝はこちらに来て初めて朝寝坊した。
午前中はホテルでテレビなど見ながらゆっくり過ごし、出かけたのは昼過ぎ。近所のお店でサンドイッチを買い、ピクニック気分で噴水広場へ。
イベントがないせいか日曜日の割に人が少ない。
お陰で噴水前のベンチでのんびりとランチタイムを過ごすことができた。それでも広場の横をバックパック姿の旅人が何人か通り過ぎて行く。
このサンドイッチは桑野さんがビエンチャン一おいしいと太鼓判を押していたもの。(ただしおばさんが作ったものに限るとの注意あり)
現地の人がお勧めするだけあって、さすがにおいしい。店頭のショーケースには、材料を彩りよく整然と並べてあり、見かけからして他のお店とはちょっと違う印象を与えている。
更に作る際に冷蔵庫から材料を出してくるのも衛生的で、好感度が高い。
【カオ・チー・サイ・クアン(バゲットサンド)の作り方】
1.バゲットを丸のまま炭火で上下を返しながら焼く
2.横に切り込みを入れ
3.最初にツナ、そしてマヨネーズ、ハム、チャーシュー、オニオンスライス、きゅうりのピクルス、レタス、トマト、ハーブ2種類、最後にねぎを挟む
4.塩、胡椒、仕上げにしゅうゆで味付け
5.2つに切り分けたものをそれぞれ紙で巻き、輪ゴムで留めて出来上がり
食事の後は、大統領府の前を通り過ぎ、シーサケット、ホーパケオ博物館へ。
シーサケットには回廊の壁一面に小さな仏像が埋め込まれていて、仏像の数の多さで他を圧倒している。なんと総計1万体以上の仏像を擁するとのこと。
ホーパケオは王様の保護寺院なので僧侶はいないとのこと。そのせいか、庭園を美しく整備し公園のようにしてある。
観光客に混じって僧侶が見学する姿もあった。
寺院見学の後は、ランサーン通りを北上し、パトゥーサイへ。
これは戦死した兵士を慰めるために建てられた戦没者慰霊塔だそうだ。
1960年代から建設が始まったのに現在も未完成とのこと。
パリの凱旋門をモデルにして作られたそうで、写真を見る限り確かに似ている。パリの凱旋門の上に尖塔をつけたような形だ。ただし、私は行ったことがないため、あくまでも写真での比較ではあるが・・・
はあはあ言いながら石の階段を上っていくと、ビエンチャン市内が一望できる回廊に出る。市内にある高い建物と言ってもほとんどが4階建て止まりなので、視界をさえぎるものが全くない。視界の良さに加えて、気持ちの良い風が吹き抜けて行き、ここは一見の価値がある場所だ。
帰りには閉店間際のタラート・サオ(市場)に立ち寄り、ソックス(@18000kip)を2足購入。毎日スニーカーで歩き回ることを想定していなかっので、こちらに来てからというもの、履いてきた一足を毎日のように洗濯していたのだ。因みに東南アジアではいつも素足にサンダル履きの私!
夕食は近くのスックビマーンへ。現地在住の人がブログで勧めていたレストランだ。
外国人用の味付けでないので、多少癖があるとは書いてあったが、ラオスの典型的な味を試したくて私はラープを注文。
食べた印象としては、やはりルアンパバーンで食べた各種料理と比べるといまいちだ。特に付け合せの葉っぱがよろしくない。
ルアンパバーンで出されたものはどこも青々していて、すごくおいしいものばかりだったが、ここのはインゲンでさえ色が薄くてぱさついていた。夫が頼んだのは多分モック・パー・ルアムという料理(魚のすりつぶしたものをバナナの葉っぱにくるんで蒸したもの)で、これも結構匂いがきつい。ご飯、ビール、スモールサイズの水と全部で84000kip(900円弱)。メニュー通りの正規料金で、この値段は高い!
さて、食後は夜の街を散策する。
正直なところ、これが一国の首都か、と思うほど町全体が暗い。市内中心の名物の噴水でさえ、オレンジと青の二色を交互に照らしているのみ。さすがに車の往来は結構多いが、地方ではそんなこともなさそうなので、地球温暖化について、この国で問題になるのはまだ先のことだろう。
ホテルへの帰路、中庭が美しいマリナンプー・ゲストハウスに立ち寄る。
ここの情報はガイドブックでも見ていたので、実際はどうなのか興味を持っていた。
外から中庭の明かりが見えたので、入り口にいた女性にお願いすると、快く見学させてくれた。
昼間もセンスの良い中庭だと思うが、夜はまたライティングの効果でとても雰囲気があって素敵だ。ロビーで出会った日本人の女性も「ここのスタッフはとても親切ですよ」と教えてくれた。
次回ビエンチャンに立ち寄る際はぜひこちらに泊まってみたいと思った。
※写真右側の建物、奥行きのあるレセプションの奥に中庭が見える。
(16,000歩)