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今日は午前中からナムカーン川沿いの散策に出かけた。まずはキサラート通りを南西方向に行き、マノーマイ通りを左折し、ラマホテル前を通過、空港から来るときに橋を渡って右折した道に出る。
この道はガイドブックに名前が載っていないため何通りなのか不明だが、プーシーの山から眺めた時にまっすぐ続いていた道だ。
ここを左折し、ぶつかったT字路(プーシーの麓)を右に折れたあたりは、ちょっと派手目のパブやレストランなどが集まっている。
そのままナムカーン川に出て、川沿いをしばらく行くと、おしゃれなレストランやカフェが立ち並ぶ地域となる。といっても建物があるのではなく、パラソルとテーブルセットだけの店だ。
こんなところで、さわやかな風を感じながらランチタイムといきたいところだが、あいにくまだお腹が空いていない。
古民家を改造したり、新たに建築中のおしゃれなゲストハウスを眺めながら、あと数年もしたらずいぶん景観が変わるんだろうなあと、初めてバリ島ウブドを訪れた時のような感慨にふける。あれからのウブドの変貌ぶりには驚かされたものだ。
このあたりで、道端におせんべいのようなものを干しているところを発見。
よく見ると、米粒を半分くらいつぶしたものを丸く伸ばし、まだなにも塗られていない白いままの状態で金網に干してある。
ラオスでは五平餅のようなもの(カオ・チー)も売っているが、ここにあるのは丸い形なので、少し違うようだ。
そのまま、あちこち立ち止まりながら、ナムカーン川とメコン川の合流地点までたどり着いた。
向こう岸には展望台のような小屋が立っていて、その前の岩の上には日光浴をしている欧米人の姿が見える。
さて、今度はメコン川に沿って南西方向に進む。
沿道には明日から滞在するホテルのカーラーオ・インが見えてきた。
その前あたりで、こちらに来て初めて日本人の女性二人連れと出会った。とりあえずあいさつだけ交わす。
彼女たちはその先のカフェに入ったが、私たちはそろそろお腹も空いてきたので、川沿いのレストラン(ブンナースック・ゲストハウス・レストラン)に入ってみた。
ここは道沿いだけでなく、更に階段を下ったところにもテーブル席を作ってあって大勢のお客が入っていた。
私たちが座った席からは、観光船や住居つきの貨物船など、いくつかの船が係留されているのがよく見える。これらの船は、何日もかけてこのメコン川を上ったり下ったり、いわば長距離輸送のトラックやバスのような役割を果たしているらしい。
この店はメニューが大変豊富でうれしい限りなのだが、それがかえって逆効果だ。ラオス名の料理が、英語メニューではどのように書かれているのかわかりにくいからだ。仕方なく、ガイドブックの写真を見せてカオ・ラートナーと思しきものをオーダーしてみた。さてどんなものが出てくるか・・・。
結果、写真とはだいぶ見かけが違うものの、とてもおいしい料理にありつけたので「あたり!」。
後で知ったところでは、この店では、ラオスの代表的な料理であるラープに、春雨入りの独自のものを提供しているらしい。またこの店に入ってみよう。
【夜】 さて、こんな具合に昼間だけでも5~6km.も歩いたので、今晩も食事がてらマッサージに出かけることにした。何せ1時間で400円程度なので、毎日受けても良いくらいなのだ。ホテル内にもチラシが置いてあったレッドクロス・マッサージ・サウナに行ってみることにした。
6時からお願いしようと思ったが、フルブッキングと言われたので、8時からの予約をお願いして、先に夕食を済ませることにした。
夕食は昼間通ったナムカーン川沿いのレストランへ。入った店はこれから団体客が入るということで、すでに30人程度のテーブルセッティングがされていたが、それもおもしろそうと思い、すぐ近くの席についた。
すでに他の席で待機していた彼らが全員揃ったのは6時半過ぎ。どこかの会社とか何かの組織のメンバーといった雰囲気だ。
まずはビールで乾杯するのは万国共通か。その前か後に(忘れた)偉い人の話があり、あとはほとんどアルコールは飲まずに食べることに専念していた。全員が、まじめそうでとっても良い人たち、といった風情で、大騒ぎする人もなく、迷惑を受けることもなかった。
彼らの料理はサラダと鍋物、あと一品くらいのおかずとご飯のみ。追加でカオ・ニャーオ(もち米)を頼んだ人がいるくらいの質素なものだ。料理と雰囲気で判断するとこれはラオス人なのだろう。因みに女性は真ん中に一人だけ座っているだけだった。私たちが席を立つときに彼女と目が合い、お互いににっこり笑顔を交わしたが、素敵な笑顔だった。
さて、食後の腹ごなしに少しだけ散策して、マッサージ店に戻る。ここはオイルマッサージなので、あとがちょっとベタベタする。マッサージの後にサウナに入るのが定番のようだけれど、
私たちはサウナには入らずそのままホテルに帰ってきた。
施術中に夫が聞きだしたところによると、彼らの一日あたりのお客は2~4人程度とのこと。あまりお金にはならないように思えるが、マッサージ師はどこも若い人たちばかりのところを見ると、観光地ではこれが貴重な現金収入ということなのだろう。