カッパドキアの地下都市を見たくて出かけたトルコの旅。
朝の苦手な私には早朝5:00起きはかなりつらかった。しかし、この早朝のおかげで新宿発羽田行きのリムジンバスはなんとたったの30分で羽田についてしまった。すごい!今まで職場の旅行などで羽田を使う時は、電車とモノレールを乗り継いで1時間15分(運が悪い時は1時間半)はかかっていたのに、この速さはどうしたこと?知らなかった!今回は大きなスーツケースを持参しているので、地下鉄の乗り継ぎがないことを考慮に入れると本当に楽チンだ。ただし料金はひとり1200円と少々割高ではある。
乗り継ぎの関空では「リフレッシュルーム(2時間まで1000円)」で1時間半ほどぐっすり眠ることにした。リフレッシュルームは3畳位の広さの部屋で、入り口はロールカーテン式だが一応個室になっていてソファーベッドが置いてある。受付ではバスタオルを貸してくれるが、ベッドには毛布は置いていない。夫は店の外にある椅子で読書に励むと言うので、ここでは私だけ休憩することにして入室する。受付のお姉さんは出発予定時間の30分前(1:00)には起こしてくれると言っていたが、ちゃんと自力で目を覚ますことができた。
イスタンブール行きトルコ航空TK1015便は、定刻を1時間近く遅れて出発した。でもやっぱり関空経由にして良かった。成田発と違って座席は「ガラ空き」状態なのだ。これなら4列使って横になって行けるからだ。私は飛行機が空いている時は大抵このわざを使うことにしている。長時間座っていると足はむくむし疲れるしやっぱり横になるのが一番!今回は約12時間という長時間のフライトなのでこの選択は最適だったようだ。
機内でこれを書き始めたが、もうあと20分くらいでイスタンブールに到着するようだ。日本時間で夜中の2:00頃、トルコ時間では午後8:00頃だ。機内でずいぶんたっぷり寝たのだけれど、これからまた夜を迎えることになる。でも日頃の睡眠不足解消には良いかも。パイロットの機内アナウンスによると、現地のお天気は晴れ、気温は28℃とのことである。
さて今晩のお宿はどこにしよう。一応リストは作ってあるが空港内のホテル予約カウンターで料金を聞いてから決めるつもり。でも一番の心配は電話線に接続できるかどうかだ。
荷物の受け取りでさんざん待たされたこともあって、ホテルには空港内の予約センターを通さず直接タクシーで乗りつけることにした。目指すはガイドブックで目星を付けていたアクロポールだ。ブルーモスクやマルマラ海の景色を堪能できそうなところにあって料金も安めなので、ここにしようとなんとなく決めていたホテルだ。空港内の両替所で当面の両替を済ませてタクシーに乗り込んだ。(両替は10,000円=57,384,000TR)
私たちを乗せたタクシーの運転手は場所がよくわからないらしくて、あちこちで人に聞きながらようやくホテルに到着。車内で「僕は大学で教師をしているがお金がないのでタクシーもやっている。」とかなんとか言ってチップをねだってきたが、支払いに厳格な夫は「おつりが200万(400円弱)くらい少ないからこれで十分」と突っぱねた。
ホテルでは「予約はないけど部屋は空いていますか?」と聞くと大丈夫とのこと。$65という料金の3Fの部屋を見せてもらったがあまり眺めが良くないので「海側の部屋は?」と聞くと今晩はもういっぱいとのこと。明日なら部屋を変えてくれるというのでここで決めることにする。
その後4Fのレストランを見せてもらったが、思った通り眺めは最高だ。ブルーモスク、アヤソフィア、それにマルマラ海の全部が小さなレストランの3方に広がり思わずため息をつくくらいすばらしい。「やっぱりここに泊まるぞ!」
部屋に案内されると、電話線や電源のアダプタをチェックしたりしてすべてが使えそうなことを確認してから、買い物がてら散歩に出かける。ホテルの飲み物類は$2もするのでばかばかしいからだ。観光客相手の小さなマーケットがあちこちにあり、買い物はどこでもできそうなので一安心だ。
ライトアップされたブルーモスクを観光したり、絨毯屋や陶磁器の店などをウィンドウショッピングし、石畳の道で写真をとったりしながらホテルに帰る。近くのマーケットで水とファンタを買ったら、どちらも大瓶だが二つ合わせても60万トルコリラ(120円弱)だった。
部屋にもどるともう11:45だ。この旅日記を書いてホームページにアップしたらシャワーを浴びてさっさと寝ることにしよう。ではお休みなさい。