今日はいよいよカッパドキアへ移動する日だ。イスタンブールからネブシェヒールまで飛行機で飛び、そこからはタクシーを使ってギョレメまで行く。空港からギョレメの町まではかなりの距離だ。簡易舗装の道をがんがん飛ばしても30分以上かかる。
ホテルはチネルにしようと思っていたが、町の中心からはかなり離れていてちょっと不便かなと思い取りやめにした。
インフォメーションオフィスであれこれ物色した結果、ウォールナッツハウスという家族経営のゲストハウスに決めた。部屋はほとんど空いている様子だ。因みに料金は$25とのこと。昨日までの宿泊費ツインで税・朝食付$75とはずいぶん差がある。やはりイスタンブールに比べると格安なのだ。(チェックアウト時の請求額は更に安い$20だった!)
朝、アクロポールホテルのスタッフに空港まで送ってもらう車中で「ギョレメのホテルは高くてもせいぜい$50なので、もしそれ以上の金額を言われたら『バイバイ!』って言えば良いよ。そうすれば$50以下の金額になるから」と教えてもらっていたので、ちょっと気が楽ではあったのだけれど、それにしても安い。
ウォールナッツホテルに荷物を運び込むと、私たちは早速出かけることにした。今日の観光予定はギョレメ野外博物館だ。でもお腹も空いてきたことだし、ということでスルタンというレストランで軽い食事をすることにした。
眺めの良いオープンエアの席に陣取って、何枚も町の様子を撮影した。
野外博物館の帰りにオトガルでユルギュップ行きのバスの時間を確かめようとしていると、ヒロ・ツアーのお兄さんから一日ツアーの勧誘を受ける。
コースの説明を聞くと私たちが行きたいものの大半が含まれているし、内容の割に料金も安い(一人$24)ので、さっそく予約を済ませてしまう。明日はここに9時半に来れば良いとのこと。
ところでこのお兄さんはとっても愉快な人物だ。「あなたの名前は?」と聞くと、すました顔をして「インディ」と答えたのだ。確かに帽子を被った彼の風貌はインディそっくりで、インディ・ジョーンズの大好きな私たちには大受けだった。
「う~ん、そっくり、そっくり」と大騒ぎするわたしたちに彼はすっかり気を良くした様子で、始終愛想が良かったのは言うまでもない。
いったんホテルに戻ると、ここのオーナーの次男がインターネットで音楽をダウンロードしたり、メールチェックしたりしている。日本からの予約も入っているそうだ。ここのホームページも開設しているとのことでちょっと見せてもらう。因みにこのホテルでは入ったところがリビングになっていて、パソコンも設置している。この次男はどうもインターネットにはまっているようで、ここで待機している間はいつでもパソコンの前にいる。(誰かさんと同じ?)
ツアーの手配も済んだことだし、さあ夕飯だ!今度は昼ご飯を食べたスルタンレストランの並びにある別のレストラン(名前を忘れた!)へ行き、試しに塩焼き魚を食べてみたが、これはやっぱり醤油をかけて食べた方がおいしいはず。ついうっかり持ってくるのを忘れたことが悔やまれる。まあご飯もないことだし醤油なしでも構わないのだけれど。。。
で、ご飯の代わりにはピテと呼ばれるパンの一種を食べた。これはインド料理のナン、またはイタリア料理のフォッカチオに類した薄く焼いたパンなのだが、これも大変おいしかった。私の食べていた魚がよっぽどおいしそうに見えたらしく、隣席の人もつられて注文していたのがおかしかった。
このレストランは昼食時はガラガラに空いていたのに、夜は人気があるようでほとんど満席だった。