ウブドでは芸能三昧

今回の旅の目的は、ケチャやレゴンなどバリの芸能を満喫することでした。娘夫婦が楽しみにしているだけでなく、リピーターの私たちにとってももちろん!

プリ・サレン王宮のレゴンダンス

ウブド初日の日曜日はプリ・サレン王宮のレゴンを観に行きました。ここはウブドの中心に位置していて、歩いていくにもちょうど良い距離なのですが、その分いつも観光客で一杯!人の頭ばかり撮っても仕方ないので、写真も動画もあまりありません。観客が多過ぎることや、踊りにもあまりインパクトを感じない(あくまでも私の主観ですよ)など、今までたくさん鑑賞してきた私にとってはあまり魅力を感じません。今回はそれを再確認した次第です。




ジュンジュンガン村のケチャ

ジュンジュンガン村のケチャの写真
ジュンジュンガン村のケチャ

月曜日は一番楽しみにしていたジュンジュンガン村のケチャを観に行きました。スハティからはかなり距離があるので歩くのは無理、ということでインフォメーションセンターでチケットを買い、そこから送迎用のバンで会場まで送ってもらいます。


ロケーションのおかげで観客が少ないのもここのケチャの良いところ。(写真のとおり椅子は一列だけ!)観客が少ないからといって手抜きをしないのも私が気に入っている理由です。 今回は火吹きのシーンも加わり、ますますパワーアップしています。

 

この下にある超ダイジェスト版の動画で雰囲気だけでもご覧ください。 (1時間ほどの内容を3分19秒に編集)

スマラ・ラティのスピリット・オブ・バリ

スマラ・ラティ

火曜日はクトゥ村寺院の集会場で行われるスマラ・ラティのスピリット・オブ・バリを観に行きました。


ウブドの歌舞団は村の寺院を中心とした住民単位で構成されているものがほとんどですが、このスマラ・ラティはインドネシア国立芸術大学の卒業生などを中心にバリ島内から優秀なメンバーを集めて1992年に結成されたもの。


設立初期から観ている私からすれば、団長のアノムさんも、その妻アユさんも見かけはそれなりに歳をとった感は否めないものの、踊りは更に円熟味を増しており、やっぱりナンバーワンの歌舞団だとあらためて実感しました。

スマラ・ラティのこと、アノム氏のことなど、詳細な情報がバリ島ナビに掲載されているので、ぜひ参照してください。http://bali.navi.com/play/13/

 

下の動画は、スマラ・ラティ歌舞団の入場シーンです。 (2分8秒)


アノムさんのバリス(戦士の踊り)は圧巻!

アノムさんのバリスは超有名なので、あちこちの書籍や雑誌でも見たことのある人は多いと思うけれど、動画となると意外と少ないのでは?前の男性の頭が邪魔して、あまりよく撮れなかったのが残念だけれど、アノムさんの迫力だけは伝わってほしいです。 目の動き、指先の表現に注目!(1分31秒)

アユさんのタルナジャヤ

スマラ・ラティのアユさんが踊るタルナジャヤ(「女装した男性の舞」という設定で女性が踊るもの)。これを踊らせたら右に出る者なし!以前彼女の踊りを観た時には臨月のお腹を抱えて見事に踊る姿に感動させられたものでした。目の動き、指先の動き、表情の変化、と相変わらずの表現力は観る者を圧倒する!今回もちょっとお腹が大きめだけど気のせい?それとも単に太っただけ?ちょっと気になる・・・因みに彼女はアノム氏の奥さん。(2分12秒)

トペン・トゥア

バリ島ナビで知ったのだけれど、実はこの老人役はアノム氏が演じている模様。身のこなしから、もしかしたらと思ってはいたけれど・・・こんなこっけいな役もこなす芸の幅の広さや会場を爆笑の渦に巻き込むエンタテナーぶり!エンディングのみ収録 (4分18秒)

竹ガムランのジェゴク

竹ガムランといえば、日本で何回も公演しているスウェントラ氏率いるヌガラのスアールアグンが有名ですが、ウブドからヌガラへ行くにはバスで2時間半から3時間くらいかかります。渋滞などがあれば更に。帰りはどうしても夜中になってしまうこと、木曜日の開催なので私たちの移動日と重なってしまうこと、などから今回はパスしました。

で、結局近くのウブド・ダラム寺院に行ってみることにしたのですが、う~ん、こちらは正直言ってイマイチでした。以前スアラ・サクティのジェゴグも体験していますが、そちらの方がもう少し良かった。スアール・アグンと比べてしまうのは酷かもしれませんが、レベルが違い過ぎ!ということで、ビデオ撮りはせず、写真だけの紹介です。踊り手は子どもが中心なので、これからの精進に期待したいと思います。