タイ(東北地方)写真集 1996年

出発前はカンボジアへ行くつもりだったのに...。

 

タイに到着後、突然心変わりした私たち夫婦の向かった先はタイ東北地方。せっかく発券済みのカンボジア行きの航空券を持っていたのにそれを苦労してキャンセルした上、更にバンコクから国鉄で8時間近くもかかる長旅に。



なぜ?と思われる方も多いでしょうね。まあ、しいて言えばまだカンボジアが不安定な情勢だったことや、タイで見られるクメール遺跡とはどんなものか、観光客にとってあまりメジャーとはいえない東北地方はどんなところなのか、などが主な理由だと思います。(1996/12)

 

※写真はいずれもスキャン画像です。


スリンのバスターミナル
  スリンのバスターミナルで

 

象祭りで有名?なスリンの街のバスターミナル。スリンではほとんど英語が通じない。そして遊ぶところもないせいか夜がと~っても長い。これからバスでコラートに向かうところ。地元の人しか乗らないため案内板はタイ語表記。

 

バスに約1時間半、バイクタクシーに30分ほど乗ってようやく到着したパノムルン。くねくねと曲がるワインディングロードでは「う~ん、運転を代わってあげたい!」と思うほどライダー氏は安全運転だった。(私は日頃400ccのライダー、しかも飛ばし屋!)

※左端はクメール様式に典型的なナーガ。(蛇神)

遺跡の近くに住んでいるこどもたちと
  遺跡の近くに住んでいるこどもたちと

東北地方はタイの中では最も貧しいと言われています。平均年収で比較すると、バンコクの約60万円に対して東北地方では6万円弱。中学を卒業すれば就職先は何とかなるらしいけれど、貧しい親たちは学費を捻出できないでいるそうです。

 

お金がなく中学に通えない子供たちのために、ダルニー奨学金制度(支援組織は日本民際交流センター)というものがあることを新聞で知った私は、旅先でいつもお世話になるタイの人たちに少しでも役に立ちたいと早速支援することにしました。

一人の中学生にかかる一年間の費用は約1万円。これだけのお金で学費や制服等の費用が賄えるそうです。

東北地方最大の都市コラート
東北地方最大の都市コラート

 

 

 

東北地方最大の都市コラート(高原という意味らしい。実名はナコンラーチャシーマ)

タイ、コラートで見かけたお墓
コラートで見かけたお墓

寺の敷地内、塀に作られたお墓。塀の中に遺骨を納めたお墓が多いようだが、ここは地面の中に納めているらしい。遺影があるのは墓参にはとても良いと思うが、ひとりひとりのお墓を作っていくと、そのうち場所の問題がでてくるのでは?もっとも人口と密度からすると、日本の方が心配か。

タイのジャンヌダルクと呼ばれるスラナリの像
スラナリ像

 

 

 

タイのジャンヌ・ダルクと呼ばれ崇拝されているスラナリ像。 今でもお参りに来る人が絶えない。

コラートのレストラン「Wan Varn」
コラートのレストラン「Wan Varn」

 

 

 

 

コラートのレストラン「Wan Varn」。お洒落な店なのに料理はおいしいし、値段も安い。お勧め!

ピマーイ行きのバス
ピマーイ行きのバス

 

コラートからピマーイ行きのバスに乗る。どのバスかわからなくてうろうろしていると必ず大勢の人たちに声をかけられる。「ピマーイ」の一言でOK!この人はわたしたちをバスまで連れて来てくれた。

ピマーイ行きのバス
ピマーイ行きのバス

 

 

案内してくれて運転席に座った彼は実は車掌さんだった。彼がここに座るよう指示したのは記念撮影を配慮してのことらしい。

 

下はピマーイの遺跡内の写真。

右端は遺跡の修復作業をしている人たち。完全手作業なので大変手間がかかる。

 

 

 

タイ、ピマーイの郵便局
ピマーイの郵便局で

 

 

ピマーイの郵便局に勤務する職員さんたち。旅先でいつもお世話になるのが郵便局だ。

タイ、ピマーイのローカル食堂
ピマーイのローカル食堂

 

 

ピマーイの食堂で。メニューはタイ語のみなので困った時の定番メニュー「カーオパッ」(タイチャーハン)を注文した。

ピマーイのバスターミナル
バスターミナル

 

 

コラートへ帰るバスターミナル。前にたむろしているのはバイクタクシー。黄色の袈裟を来たお坊さんも学生も気軽にバイクタクシーを使う。

コラート(ナコンラーチャシーマ)空港
コラートの空港

 

 

コラートの空港。 コラートの正式名ナコン・ラーチャシーマの文字が見える。ここから空路でバンコクのドンムアン空港へ向かう。